![]() トンネル接合を有するオプトエレクトロニクス半導体ボディおよびそのような半導体ボディの製造方法
专利摘要:
本発明は、トンネル接合(2)と、電磁放射を放出することを目的とする活性層(4)と、を有するエピタキシャル半導体積層体、を備えているオプトエレクトロニクス半導体ボディ、を開示する。トンネル接合は、n型トンネル接合層(21)とp型トンネル接合層(22)との間の中間層(23)を有する。一実施形態においては、中間層は、n型トンネル接合層に面しているn型バリア層(231)と、p型トンネル接合層に面しているp型バリア層(233)と、中央層(232)とを有する。中央層の材料組成は、n型バリア層およびp型バリア層の材料組成とは異なる。別の実施形態においては、中央層に代えて、または中央層に加えて、中間層(23)に欠陥(6)が意的に設けられている。このようなオプトエレクトロニクス半導体ボディを製造する方法も開示する。 公开号:JP2011513960A 申请号:JP2010547955 申请日:2009-02-26 公开日:2011-04-28 发明作者:マティアス サバシル;マルチン ストラスバーク;ルッツ ヘッペル 申请人:オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH; IPC主号:H01L33-04
专利说明:
[0001] 本出願は、トンネル接合を有するオプトエレクトロニクス半導体ボディと、そのような半導体ボディを製造する方法とに関する。] 関連出願 [0002] 本特許出願は、独国特許出願第102008011849.4号および独国特許出願第102008028036.4号の優先権を主張し、これらの文書の開示内容は参照によって本出願に組み込まれている。] 背景技術 [0003] トンネル接合を有するオプトエレクトロニクス半導体ボディは、例えば、特許文献1から公知である。] 先行技術 [0004] 国際公開第2007/012327号パンフレット 国際公開第01/39282号パンフレット 米国特許第5,831,277号明細書 米国特許第6,172,382号明細書 米国特許第5,684,309号明細書] 発明が解決しようとする課題 [0005] 本出願の目的は、改良されたトンネル接合を有するオプトエレクトロニクス半導体ボディを開示することである。] 課題を解決するための手段 [0006] この目的は、対応する独立請求項によるオプトエレクトロニクス半導体ボディおよびオプトエレクトロニクス半導体ボディの製造方法によって、達成される。本半導体ボディおよび本方法の有利な構造形態および発展形態は、各従属請求項に開示されている。請求項の開示内容は、参照によって本明細書に明示的に組み込まれている。] [0007] エピタキシャル半導体積層体を備えているオプトエレクトロニクス半導体ボディを開示する。本エピタキシャル半導体積層体は、トンネル接合と、電磁放射を放出するために設けられている活性層とを有する。トンネル接合は、n型トンネル接合層とp型トンネル接合層との間の中間層を含んでいる。] [0008] この場合、用語「トンネル接合層」は、半導体ボディの残りの半導体層と区別するために使用しており、このように記載されているn型導電層またはp型導電層は、トンネル接合と記載されている半導体積層体の領域に含まれていることを意味する。特に、トンネル接合に含まれている半導体層によって、すなわち、少なくともn型トンネル接合層およびp型トンネル接合層と、本発明の場合にはさらに中間層とによって、電荷キャリアのトンネリングに適している電位プロファイルがもたらされる。] [0009] 一実施形態においては、中間層は、n型トンネル接合層に面しているn型バリア層と、p型トンネル接合層に面しているp型バリア層と、中央層とを有する。中央層の材料組成は、n型バリア層の材料組成およびp型バリア層の材料組成とは異なる。] [0010] 一構造形態においては、中間層、すなわち、特に、n型バリア層、中央層、およびp型バリア層は、第1の成分および第2の成分を含んでいる半導体材料を備えている。第1の成分の割合は、n型バリア層もしくはp型バリア層またはその両方におけるよりも中央層において低いことが好ましい。一発展形態においては、第1の成分がアルミニウムを含んでいる、または第1の成分がアルミニウムから成る。別の発展形態においては、第2の成分が、In、Ga、N、Pのうちの少なくとも1つの元素を含んでいる。一例として、中間層は半導体材料AlInGaNを備えており、第1の成分がアルミニウムであり、第2の成分がInGaNである。] [0011] 本文書において、「半導体材料AlInGaNを備えている」とは、中間層、好ましくは中間層および活性層が、窒化物化合物半導体材料、好ましくはAlnInmGa1−n−mN(0≦n≦1、0≦m≦1、n+m≦1)を備えている、またはこのような材料から成ることを意味する。この場合、この材料は、上の化学式に従った数学的に正確な組成を有する必要はない。そうではなく、この材料は、例えば、1つまたは複数のドーパントと、追加の構成成分とを備えていることができる。しかしながら、説明を簡潔にする目的で、上の化学式は、結晶格子の本質的な構成成分(Al、In、Ga、N)のみを含んでおり、これらの構成成分は、その一部分をわずかな量のさらなる物質によって置き換える、またはさらなる物質によって補う、またはその両方を行うことができる。] [0012] さらなる構造形態においては、第1の成分の割合、すなわち、例えばアルミニウムの割合は、中央層において20%以下である。n型バリア層もしくはp型バリア層またはその両方においては、第1の成分の割合は、特に、20%以上である。この構造形態において、一例として、材料がAlnInmGa1−n−mNまたはAlnInmGa1−n−mPである場合におけるアルミニウムの割合nは、中央層においてn≦0.2であり、特に、n型バリア層もしくはp型バリア層またはその両方においてn≧0.2である。] [0013] 有利な一構造形態においては、n型バリア層の層厚さもしくはp型バリア層の層厚さ、またはその両方は、2nm以下である。例えば、この層厚さは、0.3nm〜2nmの範囲、特に0.5nm〜1nmの範囲にある(いずれの場合も両端値を含む)。有利な一構造形態においては、中央層の層厚さの値は、1nm〜8nmの範囲、好ましくは2nm〜4nmの範囲にある(いずれの場合も両端値を含む)。] [0014] n型バリア層、p型バリア層、および中央層(その材料組成は、n型バリア層もしくはp型バリア層またはその両方の材料組成とは異なる)を有する中間層によって、トンネル接合の改良された電子特性を得ることができる。] [0015] 一例として、n型トンネル接合層からのn型ドーパントがp型トンネル接合層の方向に拡散すること、もしくは、p型トンネル接合層からのp型ドーパントがn型トンネル接合層の方向に拡散すること、またはその両方が、n型バリア層もしくはp型バリア層またはその両方によって、減少する。結果として、アクセプタおよびドナーが中和される(トンネル特性に悪影響を及ぼす)の危険性が、n型バリア層もしくはp型バリア層またはその両方によって減少する。中央層は、特に、(例えば、半導体材料の第1の成分の割合が小さいため)n型バリア層もしくはp型バリア層またはその両方よりも、小さいバンドギャップを有する。このようにすることで、電荷キャリアが中間層をトンネルする確率が特に高くなり、これは有利である。] [0016] 本発明者による計算によると、中間層がn型バリア層もしくはp型バリア層またはその両方(これらの層の厚さは、特に、2nm以下である)を備えており、かつ、異なる材料組成の中央層を備えている場合、強い分極電荷を発生させることができ、これによって、n型トンネル接合層もしくはp型トンネル接合層またはその両方において、特に高い電荷キャリア密度をもたらし得ることが明らかになった。] [0017] このようにすることで、n型トンネル接合層における高い電子濃度、もしくはp型トンネル接合層における高い正孔濃度、またはその両方を得ることができ、これは有利である。このようにすることで、n型トンネル接合層もしくはp型トンネル接合層またはその両方は、特に高い横方向導電率(transverse conductivity)を有し、これは有利であり、その結果として、特に良好な横方向の電流拡散を得ることができる。このようにすることで、横方向における電荷キャリアの特に一様な分布を得ることができ、これは有利である。したがって、トンネル接合の電荷キャリアに利用可能な領域が、特に大きい。したがって、特に低い電気抵抗を有するトンネル接合と、特に低い順方向電圧を有するオプトエレクトロニクス半導体ボディとを、得ることができる。] [0018] さらなる実施形態においては、トンネル接合のn型トンネル接合層とp型トンネル接合層との間の中間層に、所定の方法で不完全構造(imperfections)が設けられている。中間層が、p型バリア層、中央層、およびn型バリア層を有する場合、一構造形態においては、中間層の中央層の領域に、所定の方法で不完全構造が設けられている。] [0019] 不完全構造が設けられている中間層の領域には、不完全構造によってバンドギャップの中にエネルギ状態が発生する。これらのさらなる状態によって、電荷キャリアがトンネル接合をトンネルする確率を高めることが可能であり、その結果として、電子もしくは正孔またはその両方が中間層を通過する輸送率(transfer rate)を高めることができる。さらなる状態は、特に、いわゆるトンネリング中心(tunneling centers)として機能する。] [0020] 不完全構造は、例えば、中間層の半導体材料の欠陥によって、少なくとも一部が形成される。特に、欠陥密度、すなわち体積あたりの欠陥数は、不完全構造が意図的に設けられている中間層の領域において、不完全構造が意図的に設けられている領域に後続する中間層の領域と比較して、または、不完全構造が意図的に設けられている領域に先行する中間層の領域と比較して、増大する。不完全構造が設けられている領域における欠陥密度は、一例として、中間層に先行または後続する領域における欠陥密度の少なくとも2倍高い、好ましくは少なくとも5倍高い、特に少なくとも10倍高い。一構造形態においては、不完全構造が設けられている領域における欠陥密度の値は、1015cm−3以上、好ましくは1016cm−3以上である。例えば、欠陥密度の値は1017cm−3以上である。この場合、一構造形態においては、所定の方法で不完全構造が設けられている領域と、その領域に後続する中間層の領域もしくは先行する領域またはその両方は、同じ材料組成を有する。一構造形態においては、所定の方法で不完全構造が設けられている領域に加えて、その領域に先行する中間層の領域、もしくはその領域に後続する中間層の領域、またはその両方(より低い欠陥密度を有する)も、n型バリア層とp型バリア層との間の中央層に含まれる。] [0021] 別の構造形態においては、不完全構造は、少なくとも一部分が不純物原子によって形成されている。本文書において、用語「不純物原子」とは、特に、中間層の半導体材料において、主構成成分(例えば、半導体材料AlInGaNにおいてはAl、Ga、In、またはN)として、あるいはp型ドーパントもしくはn型ドーパントのいずれとしても、通常では使用されない原子もしくはイオンまたはその両方を意味する。] [0022] 不完全構造によってもたらされるさらなる状態のエネルギ位置が、バンドギャップのほぼ中央に位置しているならば有利である。このような状態は、深い不完全構造(deep imperfections)、または「ミッドギャップ状態」(“midgap states”)とも称される。この目的には、不完全構造が不純物原子によって形成される場合、特に、金属、遷移金属、希土類金属のうちの1つまたは複数が不純物原子として適している。一例として、クロム原子、鉄原子、マンガン原子のうちの少なくとも1つを、不純物原子として使用することができる。例えば白金原子も不純物原子として適している。これとは対照的に、n型ドーパント(例えばシリコン)およびp型ドーパント(例えばマグネシウム)では、一般的にはバンドギャップの中央ではなくバンド端付近に状態が発生する。] [0023] 不純物原子は、中間層の半導体材料の結晶格子の中に、例えば置換原子として、もしくは格子間原子として、またはその両方として、組み込むことができる。これに代えて、またはこれに加えて、不純物原子を、中間層における層として含めることもできる。不純物原子の層は、下層を完全には覆っていない(not closed)ことが好ましい。そうではなく、不純物原子の層は、特に、中間層の半導体材料によって満たされた開口を有する。言い換えれば、中間層の半導体材料は、不純物原子の層における開口の中を、トンネル接合のn型側からトンネル接合のp型側まで延在している。] [0024] 一構造形態においては、所定の方法で不完全構造が設けられている中間層の領域に含まれている不純物原子は、10151/cm3〜10191/cm3の範囲(両端値を含む)の濃度で存在している。不純物原子の濃度がこれより高いと、半導体材料の品質が低下する危険性がある。トンネリング電流は、特に、不純物原子の濃度に比例する以上に増大する。] [0025] 一構造形態においては、n型トンネル接合層に隣接している中間層の縁部領域、もしくは、p型トンネル接合層に隣接している中間層の縁部領域、またはその両方には、対象方式において導入される不完全構造が存在しない。半導体ボディの中間層がn型バリア層、中央層、およびp型バリア層を含んでいる場合、特に、n型バリア層に隣接している中央層の縁部領域、もしくは、p型バリア層に隣接している中央層の縁部領域、またはその両方には、対象方式において導入される不完全構造が存在しない。さらなる構造形態においては、中間層には、n型チャネル接合層とp型チャネル接合層との間のほぼ中央に、不完全構造が設けられている。不完全構造のこのような範囲および位置は、中間層の結晶品質にとって有利である。] [0026] 半導体ボディの一構造形態においては、中間層は公称的にはドープされていない(nominally undoped)。別の構造形態においては、中間層は、少なくとも一部分がp型にドープされている。一発展形態においては、中央層がp型にドープされている。本発明の場合、「公称的にはドープされていない」とは、n型ドーパントの濃度およびp型ドーパントの濃度が、それぞれ、n型ドープ層におけるn型ドーパントの濃度およびp型ドープ層におけるp型ドーパントの濃度の、最大で0.1倍、好ましくは最大で0.05倍、特に、最大で0.01倍であることを意味するものと理解されたい。公称的にはドープされていない層におけるn型ドーパントおよびp型ドーパントの濃度は、一例として、それぞれ、1×1018atoms/cm3以下、好ましくは5×1017atoms/cm3以下、特に1×1017atoms/cm3以下である。] [0027] 一構造形態においては、n型トンネル接合層もしくはp型トンネル接合層またはその両方は、交互層(alternating layer)の超格子として具体化されている。一例として、InGaN/GaNの超格子が含まれている。このような超格子を使用することで、n型トンネル接合層もしくはp型トンネル接合層またはその両方における電荷キャリア濃度をさらに増大させることが可能である。したがって、横方向電流拡散と、トンネル接合を通過するトンネリング率とを、さらに高めることができる。] [0028] 有利な一構造形態においては、オプトエレクトロニクス半導体ボディのエピタキシャル半導体積層体は、n型導電層と、トンネル接合と、p型導電層と、活性層と、さらなるn型導電層とを、この順序において有する。] [0029] 別の構造形態においては、エピタキシャル半導体積層体は、III−V族化合物半導体材料(例えば、半導体材料AlInGaN)をベースとしている。III−V族化合物半導体材料は、第III族からの少なくとも1つの元素(例えば、B、Al、Ga、In)と、第V族からの元素(例えば、N、P、As)とを備えている。特に、用語「III−V族化合物半導体材料」は、第III族からの少なくとも1つの元素と、第V族からの少なくとも1つの元素とを含んでいる、二元化合物、三元化合物、または四元化合物の群を包含している(例えば、AlInGaN、AlInGaP)。このような二元化合物、三元化合物、または四元化合物は、例えば1つまたは複数のドーパントおよび追加の構成成分を、さらに備えていることができる。] [0030] トンネル接合と、電磁放射を放出するために設けられている活性層と、を有するエピタキシャル半導体積層体、を備えているオプトエレクトロニクス半導体ボディ、を製造する方法においては、トンネル接合が、n型トンネル接合層と、中間層と、p型トンネル接合層とを有し、中間層を形成するため、半導体材料をエピタキシャルに(特に、エピタキシャル炉の中で)堆積させる。中間層の半導体材料の少なくとも一部分に、所定の方法で不完全構造を設ける。] [0031] 一構造形態においては、不完全構造を設ける工程は、半導体材料の中に欠陥を導入するステップを含んでいる。一例として、半導体材料をエピタキシャル炉の中で堆積させている間、欠陥を導入する目的で、水素ガスを少なくともときどきエピタキシャル炉の中に導入する。] [0032] 一構造形態においては、導入する水素ガスの量は、エピタキシャル炉の中で前駆体としてのトリメチルガリウム(TMGa)の存在下でシリコンドープ窒化ガリウム(GaN:Si)を成長させる場合に供給する水素ガスの量の0.1%〜50%(両端値を含む)である。前駆体としてのTMGaの存在下でGaN:Siを成長させる場合に供給する水素ガスの量は、一般的には、エピタキシャル炉の製造業者によって指定され、したがって、原理的には当業者に公知である。さらなる構造形態においては、水素ガスを、0.1slpm(標準リットル/分)〜20slpmの範囲、好ましくは1slpm〜10slpmの範囲、特に、2slpm〜5slpmの範囲(いずれも両端値を含む)の量において、エピタキシャル炉の中に導入する。さらなる構造形態においては、水素ガスを、6標準立方センチメートル/分(6sccm)以上の量においてエピタキシャル炉の中に導入する。水素ガスは、短時間内に、例えば、10分以内、好ましくは2分以内、特に好ましくは1分以内に、導入することが好ましい。] [0033] 本方法の別の形態においては、エピタキシャル炉の中で半導体材料を堆積させている間、欠陥を導入する目的で、エピタキシャル炉の中の工程温度もしくは圧力またはその両方を変化させる。一例として、温度を毎分60℃以上の割合で変化させる、もしくは、圧力を毎分100mbar以上の割合で変化させる、またはその両方を行う。変化は、いわゆる温度勾配もしくは圧力勾配またはその両方として段階的または連続的に、行うことができる。一発展形態においては、温度もしくは圧力またはその両方を変化させる時間長は、120秒以内である。] [0034] 別の形態においては、上記ステップに代えて、または上記ステップに加えて、中間層に不純物原子を導入することによって、中間層に不完全構造を設ける。一例として、例えば、半導体材料を提供する供給源と不純物原子を提供する供給源とを断続的に同時に動作させることによって、不純物原子および半導体材料を同時に堆積させる。このようにすることで、一形態においては、不純物原子が半導体材料の結晶格子の中に組み込まれる。] [0035] 代替形態として、最初に、半導体材料を堆積させて中間層の第1の部分を形成し、次いで、この第1の部分の上に不純物原子を層として堆積させ、最後に、半導体材料を再び堆積させて中間層の第2の部分を形成する。中間層の第2の部分は、特に、この部分が不純物原子の層と中間層の第1の部分とを実質的に完全に覆うように堆積させる。] [0036] 不純物原子の層は、特に、この層が開口を有するように堆積させる。一例として、完全な層として堆積する前に、不純物原子の堆積を停止する。代替形態として、最初に、不純物原子の完全な層を形成することができ、次いで、完全な層の一部を、例えばエッチング法(例:反応性イオンエッチング(RIE))によって再び除去することができる。ある形態では、不純物原子の層は、特に開口を有する場合、層の厚さが0.1nmから10nmの間、好ましくは0.1nmから3nmの間であることが望ましい。] [0037] 中間層の第2の部分は、この部分が、不純物原子の層における開口の領域において中間層の第1の部分に隣接するように、堆積させることが好ましい。特に、不純物原子の層の層厚さは、第2の部分が不純物原子の層の中にエピタキシャル過成長するように選択する。] [0038] 本オプトエレクトロニクス半導体ボディおよび本方法のさらなる利点および有利な構造形態は、以下に図面を参照しながら説明されている例示的な実施形態から明らかになるであろう。] 図面の簡単な説明 [0039] 第1の例示的な実施形態によるオプトエレクトロニクス半導体ボディの概略的な断面図を示している。 第2の例示的な実施形態によるオプトエレクトロニクス半導体ボディの概略的な断面図を示している。 第3の例示的な実施形態によるオプトエレクトロニクス半導体ボディの概略的な断面図を示している。 第1の例示的な実施形態による半導体ボディの場合における、バンド構造および電荷キャリア密度の概略的な図を示している。 第2の例示的な実施形態による半導体ボディの場合における、バンド構造の概略的な図を示している。 第2の例示的な実施形態による半導体ボディの場合における、電荷キャリア密度の概略的な図を示している。 第3の例示的な実施形態による半導体ボディの場合における、バンド構造の概略的な図を示している。] 実施例 [0040] 図面において、類似する構成部分または類似する機能の構成部分には、同じ参照数字・記号を付してある。図面と、図面に示した要素の大きさの相互関係は、寸法の単位が明記されていない限りは正しい縮尺ではないものとみなされたい。むしろ、便宜上、あるいは深く理解できるようにする目的で、個々の要素(例えば層)を誇張した大きさで描いてある。バンド構造および電荷キャリア密度は、極めて概略的かつ単純化して示してある。] [0041] 図1は、第1の例示的な実施形態によるオプトエレクトロニクス半導体ボディの概略的な断面図を示している。この半導体ボディは、例えば半導体材料AlInGaNをベースとしている。] 図1 [0042] この実施形態の場合、オプトエレクトロニクス半導体ボディは、n型導電層1と、トンネル接合2と、p型導電層3と、活性層4と、さらなるn型導電層5とを有し、これらの層は互いにこの順序で連続している。] [0043] 活性層4は、放射を発生させるためのpn接合、ダブルへテロ構造、単一量子井戸(SQW)構造、または多重量子井戸構造(MQW)を有することができる。この場合、量子井戸構造という用語は、量子化の次元について何らかの指定を行うものではない。したがって、量子井戸構造は、特に、量子井戸、量子細線、量子ドットと、これらの構造の任意の組合せを包含する。多重量子井戸構造の例は、特許文献2、特許文献3、特許文献4、および特許文献5に記載されており、これらの文書の開示内容は、参照によって本文書に組み込まれている。] [0044] 半導体ボディの成長の方向は、一例として、n型導電層1からp型導電層3に向かう。この場合、さらなるn型導電層5が成長方向に活性層4の後ろに続き、p型導電層3が活性層4に先行している。このようにすることで、オプトエレクトロニクス半導体ボディの極性は、トンネル接合2を備えていない半導体ボディと比較して逆になっている。このようにすることで、半導体材料におけるピエゾ電界の有利な方向が得られる。] [0045] トンネル接合は、n型導電層1に面しているn型トンネル接合層21を有する。トンネル接合は、p型導電層3に面しているp型トンネル接合層22をさらに有する。中間層23は、n型トンネル接合層21とp型トンネル接合層22との間に配置されている。] [0046] 中間層23は、n型トンネル接合層21からp型トンネル接合層22の方向に、n型バリア層231と、中央層232と、p型バリア層233とを有する。] [0047] n型導電層1は、一例として、シリコンによってn型にドープされたGaN層である。シリコンは、例えば、n型導電層の中に1×1019atoms/cm3〜1×1020atoms/cm3の範囲の濃度で存在する。同様に、p型導電層は、例えば、マグネシウムによってp型にドープされたGaN層であり、マグネシウムは、特に、p型導電層3の中に1×1019atoms/cm3〜2×1020atoms/cm3の範囲のドーパント濃度で存在する。いずれの場合も、示した範囲にはその両端値が含まれる。] [0048] n型トンネル接合層21は、例えば、0〜15%の範囲のインジウム含有量を有するInGaN層である(式AlnInmGa1−n−mNにおいて0≦m≦0.15)ことが好ましい。この層は、この場合にも1×1019atoms/cm3〜1×1020atoms/cm3の範囲(両端値を含む)の濃度でシリコンによってn型にドープされている。この実施形態の場合、p型トンネル接合層22は、同様に、例えば、0〜30%の範囲(両端値を含む)のインジウムを含んでいるInGaN層である。この実施形態の場合、p型トンネル接合層22は、例えば1×1019atoms/cm3〜3×1020atoms/cm3の濃度(両端値を含む)でマグネシウムによってp型にドープされている。] [0049] この実施形態の場合、中間層23は、AlInGaN層、特に、AlGaN層である。n型バリア層231およびp型バリア層233におけるアルミニウム含有量は、例えば、20%〜100%の範囲(両端値を含む)である。この実施形態の場合、アルミニウム含有量は80%である。中央層232におけるアルミニウム含有量は、n型バリア層231におけるアルミニウム含有量よりも少なく、p型バリア層233におけるアルミニウム含有量よりも少ない。特に、このアルミニウム含有量は、0%〜20%の範囲(両端値を含む)である。] [0050] 一実施形態においては、中間層23は公称的にはドープされていない。代替形態として、中間層23をp型にドープすることもできる。n型バリア層231およびp型バリア層233のそれぞれは、一例として、特に、p型ドーパントとしてのマグネシウムを、1×1019atoms/cm3〜5×1019atoms/cm3の範囲(両端値を含む)の濃度で備えている。一構造形態においては、中央層232は、0〜2×1019atoms/cm3の範囲(両端値を含む)の濃度で、マグネシウムによってp型にドープされている。n型バリア層231およびp型バリア層233は、例えば、1nm以下の層厚さを有する。中央層232は、例えば、1nm〜8nmの範囲(両端値を含む)の層厚さを有する。この実施形態の場合、n型バリア層およびp型バリア層のそれぞれは、約80%のアルミニウム含有量を有する。いずれの場合にも、ここに示した割合は、材料組成AlnInmGa1−n−mNにおけるnの割合に関する。] [0051] 図4は、図1によるオプトエレクトロニクス半導体ボディのバンド構造を概略的に示している。伝導帯Lおよび価電子帯Vのバンド端のエネルギEを、半導体ボディにおける位置xの関数として示してある。xの値とオプトエレクトロニクス半導体ボディの層とを対応させるため、半導体ボディの層を図の上部に示してある。] 図1 図4 [0052] n型バリア層231およびp型バリア層233の領域では、それぞれに隣接する層と比較して、半導体ボディのバンドギャップが増大している。n型バリア層231およびp型バリア層233に起因して、強い分極電荷が形成され、このことは、n型トンネル接合層21およびp型トンネル接合層22における特に高い電荷キャリア密度と急峻な電荷キャリア密度プロファイルにつながっている。] [0053] 図4には、電子DEおよび正孔DHの電荷キャリア密度Dも同様に概略的に示してある。高い電荷キャリア密度DE,DHに起因して、n型トンネル接合層21およびp型トンネル接合層22において特に高い横方向電流拡散性が得られる。さらには、中央層232の領域では、n型バリア層231およびp型バリア層233の領域よりもバンドギャップが小さく、高い電荷キャリア密度DEの領域と高い電荷キャリア密度DHの領域との間の距離が比較的小さい。このようにすることで、トンネル接合は特に低い電気抵抗を有する。言い換えれば、バリア層231,233および中央層232によって、高い電荷キャリア密度と高いトンネリング確率とを同時に得ることができる。] 図4 [0054] 図2は、第2の例示的な実施形態によるオプトエレクトロニクス半導体ボディの概略的な断面図を示している。この第2の例示的な実施形態による半導体ボディは、第1の例示的な実施形態の半導体ボディとは異なる点として、n型トンネル接合層21およびp型トンネル接合層22の両方が、材料組成もしくはドーパント濃度またはその両方が異なる交互層から成る超格子として具体化されている。超格子として具体化されているn型トンネル接合層21およびp型トンネル接合層22は、オプトエレクトロニクス半導体ボディのすべての構造形態に適している。] 図2 [0055] n型トンネル接合層21もしくはp型トンネル接合層22またはその両方は、一例として、InGaNおよびGaNの交互層の超格子として具体化されている。一発展形態においては、超格子は、p型トンネル接合層22の場合、高濃度にp型ドープされたInGaN層と、公称的にはドープされていないGaN層とを含んでいる。] [0056] 超格子の個々の層の層厚さは、好ましくは2nm以下、特に好ましくは1nm以下である。一例として、個々の層の層厚さは0.5nmである。p型トンネル接合層22もしくはn型トンネル接合層21またはその両方は、好ましくは40nm以下、特に好ましくは20nm以下の層厚さを有する。超格子は、一例として5〜15(両端値を含む)組の層を含んでおり、例えば、超格子は10組の層を含んでいる。] [0057] 超格子として具体化されているトンネル接合層21,22は、特に良好な結晶構造形態を有し、これは有利である。特に、この結晶形態は、高濃度にドープされた個々の層と比較して改善されている。超格子の構造に含まれている極めて多数の界面によって、半導体ボディの中で転位が伝搬する危険性が減少する。] [0058] 図5Aは、図2の例示的な実施形態による半導体ボディのバンド構造を概略的に示している。図5Aにおける記号・参照数字は図4に対応している。図5Bは、電子DEおよび正孔DHの対応する電荷キャリア密度Dを概略的に示している。] 図2 図4 図5A 図5B [0059] n型トンネル接合層21もしくはp型トンネル接合層22またはその両方を超格子として具体化することによって、これらの層を対応する個々の層として具体化する場合と比較して、トンネル接合層における電荷キャリア濃度がさらに増大し、したがって、電流拡散性が向上する。] [0060] 第2の例示的な実施形態によるオプトエレクトロニクス半導体ボディと、第1の例示的な実施形態によるオプトエレクトロニクス半導体ボディとのさらなる違いとして、中間層23に所定の方法で不完全構造6が設けられている。この実施形態の場合、中間層23には、第1の例示的な実施形態に関連して説明したようなn型バリア層およびp型バリア層が含まれていない。しかしながら、そのようなn型バリア層およびp型バリア層は、第2の例示的な実施形態においても適切である。] [0061] この実施形態の場合、中間層23には、中央領域23bに不完全構造6が設けられており、その一方で、n型トンネル接合層21に隣接している領域23aと、p型トンネル接合層22に隣接している中間層23の領域23cには、所定の方法での不完全構造6が設けられておらず、すなわち、不完全構造6が存在していない。] [0062] このオプトエレクトロニクス半導体ボディを製造するとき、特に、中間層23は、半導体材料(特に、AlInGaNまたはGaN)をエピタキシャル炉の中で堆積させることによって形成する。第1の形態によると、この場合、中央領域23bの堆積時、エピタキシャル炉の中に水素ガスを導入する。中間層23の中央領域23bをエピタキシャルに堆積させている間、水素ガスによって半導体材料に所定の方法で欠陥が形成され、これらの欠陥が不完全構造6を構成する。] [0063] 水素ガスは、一例として、6標準立方センチメートル/分の量においてエピタキシャル炉の中に導入する。水素ガスをエピタキシャル炉の中に導入する時間長は、好ましくは2分以内、特に好ましくは1分以内である。] [0064] 代替形態においては、中央領域を堆積させている間、エピタキシャル炉の中の工程温度もしくは圧力またはその両方を、特定の時間長(例えば120秒以下)の間、大幅に変化させることによって、欠陥6を形成する。この場合、「大幅に変化させる」とは、例えば、圧力を毎分100ミリバール以上変化させる、もしくは温度を毎分60ケルビン以上変化させる、またはその両方を意味するものと理解されたい。これらの変化は、いわゆる温度勾配または圧力勾配として段階的または連続的に行うことができる。] [0065] さらなる代替形態として、中央領域23bをエピタキシャル成長させるとき、半導体材料に加えて不純物原子を堆積させることによって不完全構造6を形成することもできる。不純物原子は、例えば、少なくとも1つの金属元素、少なくとも1つの遷移金属元素、少なくとも1つの希土類金属元素、のうちの1つまたは複数である。複数の金属、遷移金属、あるいは希土類金属を組み合わせて堆積させることも考えられる。一例として、臭素、鉄、マグネシウムのうちの1つまたは複数は、不純物原子として適している。] [0066] このような不純物原子では、従来のp型ドーパントまたはn型ドーパント(例えば、マグネシウムあるいはシリコン)とは異なり、利点として、エネルギ的に中間層23のバンドギャップのほぼ中央に配置される電子状態が生成される。このことは、図5Aに概略的に示してある。トンネル接合2のトンネリング電流が、不純物原子6の濃度に比例する以上に増大し、これは有利である。] 図5A [0067] 不純物原子は、例えば1015atoms/cm3以上の濃度で存在する。この濃度は、1019atoms/cm3以下であることが特に好ましく、なぜなら、この濃度を超えると、中間層23の形態が阻害される危険性が増大するためである。半導体材料をエピタキシャル成長させるときに堆積させる不純物原子は、特に、半導体材料の結晶格子の中に組み込まれる。代替形態として、不純物原子および半導体材料を連続的に堆積させることもできる。この方法について、第3の例示的な実施形態に関連して以下に説明する。] [0068] 不純物原子6によってもたらされる深い不完全構造または「ミッドギャップ状態」によって、電荷キャリアが、より容易に中間層23をトンネルするようになる。このようにすることで、所定の方法で不完全構造が導入されないトンネル接合と比較して、トンネル接合2の効率が向上する。] [0069] 図3は、第3の例示的な実施形態によるオプトエレクトロニクス半導体ボディの概略的な断面図を示している。この第3の例示的な実施形態によるオプトエレクトロニクス半導体ボディは、第1の例示的な実施形態によるオプトエレクトロニクス半導体ボディに対応している。しかしながら、中間層23の中央層232には、第2の例示的な実施形態に関連して説明したように不完全構造6が所定の方法でさらに設けられている。この実施形態の場合、不完全構造6は、中央層232に層として導入されている不純物原子である。] 図3 [0070] この半導体ボディの製造時、第2の例示的な実施形態に関連して説明した製造方法とは異なり、最初に、中央層232の第1の部分2321をn型バリア層231の上に堆積させる。その後、不純物原子6の層を堆積させる。最後に、中間層の第2の部分2322を、不純物原子6および第1の部分2321の上に堆積させる。その後、p型バリア層233を堆積させることによって、中間層23を完成させる。] [0071] この場合、不純物原子6の層は、この層が開口を有するように形成する。言い換えれば、中央層232の第1の部分2321は、一部分が不純物原子6によって覆われ、一部分は不純物原子6によって覆われない。次いで、不純物原子6の層の開口の領域(すなわち第1の部分2321が不純物原子6によって覆われていない領域)において中央層232の第2の部分2322が第1の部分2321に隣接するように、この第2の部分を堆積させる。これを目的として、不純物原子6の層の層厚さは、不純物原子6の層をエピタキシャル過成長させることができるように選択することが好ましい。一構造形態においては、不純物原子6の層は、下層を完全には覆っていない単分子層である。しかしながら、より大きな層厚さも考えられる。一例として、不純物原子6の層は、0.1nm〜10nmの範囲、好ましくは0.1nm〜3nmの範囲(いずれの場合も両端値を含む)の層厚さを有する。] [0072] この例示的な実施形態においては、不完全構造6が設けられている中間層23の中央領域23bは、不純物原子6の層に対応する。バリア層231,233と、この実施形態の場合、中央領域23bに先行および後続する中央層232の部分領域には不純物原子が存在しない。不完全構造6が設けられている中間層23の中央領域23bを形成する目的には、第2の例示的な実施形態に関連して説明した製造方法も適している。逆に、この例示的な実施形態に関連して説明した、不純物原子6の層および製造方法は、第2の例示的な実施形態の場合にも適している。] [0073] ここまで、本発明について例示的な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。本発明は、任意の新規の特徴および特徴の任意の組合せを包含しており、特に、請求項および例示的な実施形態における特徴の任意の組合せを含んでいる。これらの特徴または特徴の組合せは、それ自体が請求項あるいは例示的な実施形態に明示的に記載されていない場合であっても、本発明に含まれる。]
权利要求:
請求項1 トンネル接合(2)と、電磁放射を放出するために設けられている活性層(4)と、を有するエピタキシャル半導体積層体、を備えているオプトエレクトロニクス半導体ボディであって、前記トンネル接合が、n型トンネル接合層(21)とp型トンネル接合層(22)との間の中間層(23)を有し、前記中間層が、前記n型トンネル接合層に面しているn型バリア層(231)と、前記p型トンネル接合層に面しているp型バリア層(233)と、中央層(232)とを有し、前記中央層の材料組成が、前記n型バリア層の材料組成および前記p型バリア層の材料組成とは異なる、オプトエレクトロニクス半導体ボディ。 請求項2 前記n型バリア層(231)、前記中央層(232)、および前記p型バリア層(233)が、第1の成分および第2の成分を含んでいる半導体材料を備えており、前記第1の成分の割合が、前記n型バリア層および前記p型バリア層におけるよりも前記中央層において低い、請求項1に記載のオプトエレクトロニクス半導体ボディ。 請求項3 前記第1の成分がアルミニウムを含んでいる、またはアルミニウムから成り、前記第2の成分が、In、Ga、N、Pから成る群のうちの少なくとも1つの元素を含んでいる、請求項2に記載のオプトエレクトロニクス半導体ボディ。 請求項4 前記第1の成分の前記割合が、前記中央層(232)において20%以下であり、前記n型バリア層(231)および前記p型バリア層(233)において20%以上である、請求項2または請求項3に記載のオプトエレクトロニクス半導体ボディ。 請求項5 前記n型バリア層(231)の層厚さもしくは前記p型バリア層(233)の層厚さ、またはその両方が、2nm以下である、請求項1から請求項4のいずれかに記載のオプトエレクトロニクス半導体ボディ。 請求項6 トンネル接合(2)と、電磁放射を放出するために設けられている活性層(4)と、を有するエピタキシャル半導体積層体、を備えているオプトエレクトロニクス半導体ボディであって、前記トンネル接合が、n型トンネル接合層(21)とp型トンネル接合層(22)との間の中間層(23)を有し、前記中間層に、所定の方法で不完全構造(6)が設けられている、オプトエレクトロニクス半導体ボディ。 請求項7 前記中間層(23)の前記中央層(232)の領域に、所定の方法で不完全構造(6)が設けられている、請求項1から請求項5のいずれかに記載のオプトエレクトロニクス半導体ボディ。 請求項8 前記不完全構造(6)が、少なくとも部分的に、前記中間層(23)の半導体材料の欠陥によって形成されている、請求項6または請求項7に記載のオプトエレクトロニクス半導体ボディ。 請求項9 前記不完全構造(6)が、少なくとも部分的に、前記中間層(23)の半導体材料の結晶格子に組み込まれている不純物原子によって形成されている、もしくは、前記不純物原子(6)が前記中間層(23)に層として含まれている、またはその両方である、請求項6から請求項8のいずれかに記載のオプトエレクトロニクス半導体ボディ。 請求項10 前記不完全構造(6)が、少なくとも部分的に、前記中間層に層として含まれている不純物原子によって形成されており、前記不純物原子の前記層(23b)が、前記半導体材料によって満たされている開口を有する、請求項6から請求項8のいずれかに記載のオプトエレクトロニクス半導体ボディ。 請求項11 前記n型トンネル接合層(21)もしくは前記p型トンネル接合層(22)またはその両方が、交互層の超格子として具体化されている、請求項1から請求項10のいずれかに記載のオプトエレクトロニクス半導体ボディ。 請求項12 トンネル接合(2)と、電磁放射を放出するために設けられている活性層(4)と、を有するエピタキシャル半導体積層体、を備えているオプトエレクトロニクス半導体ボディ、を製造する方法であって、前記トンネル接合が、n型トンネル接合層(21)と、中間層(23)と、p型トンネル接合層(22)とを有し、前記中間層を形成するため、半導体材料をエピタキシャルに堆積させ、前記半導体材料の少なくとも一部分に所定の方法で不完全構造(6)を設ける、方法。 請求項13 前記不完全構造(6)を設ける前記工程が、前記半導体材料の中に欠陥を導入するステップを含んでおり、エピタキシャル炉の中で前記半導体材料を堆積させている間、前記欠陥(6)を導入する目的で、前記エピタキシャル炉の中に水素ガスを少なくともときどき導入する、請求項12に記載の方法。 請求項14 前記不完全構造(6)を設ける前記工程が、前記半導体材料の中に欠陥を導入するステップを含んでおり、エピタキシャル炉の中で前記半導体材料を堆積させている間、前記欠陥(6)を導入する目的で、前記エピタキシャル炉の中の工程温度もしくは圧力またはその両方を変化させる、請求項12に記載の方法。 請求項15 前記不完全構造(6)を設ける前記工程が、前記中間層(23)の中に不純物原子を導入するステップを含んでいる、請求項12に記載の方法。
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引用文献:
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